看護部

 

ごあいさつ

私たち看護師の仕事は、患者さんの話をよく聞き、患者さんをよく理解し、そして患者さんに寄り添っていく事だと思っています。ですが、患者さんの話を聞くことはできても、理解して寄り添う事は決して簡単なことではありません。
だからこそ、患者さんとどのように向き合っていけばよいのかをしっかり考えることがとても大切だと思っています。

当院は、足と糖尿病の専門病院として2016年にリニューアルオープンし、形成外科・整形外科・血管外科などの診療科にとらわれず、足を総合的に診断ができる足病総合センターとして診療を行っております。また、足疾患は糖尿病性の患者も多く糖尿病センターも併設しています。

リニューアルオープンしてから、日本初の足と糖尿病の専門病院として少しづつですが、皆様に認知されてきており、今ではほんとに多くの患者さんが当院の外来を訪れるようになりました。

私達は、そんな専門病院で働く看護師として日々知識の習得や技術を学んでおり、フットケア指導士や糖尿病療養指導士、弾性ストッキングコンダクターの資格取得を支援することをはじめ、フットケアに関しては院内独自の認定コースなども作っています。

最後に
患者さんの話をよく聞き、患者さんをよく理解し、そして患者さんに寄り添っていくことを心がけて努力を怠らず、そして足と糖尿病に特化した専門性の高い看護師
そんな看護師を私達と一緒に目指しませんか?

看護部長 高山 ゆかり

先輩ナース インタビュー

Y.Hさん

・配属と入職を決めた理由は何ですか?
手術室の看護師として勤務しています。日本初の足の総合病院ということで、勤務しながら専門的な知識が身につけられると考え入職を決めました。また、下北沢病院は救急がないことから、当直やオンコールがなく、プライベートとのバランスが図りやすいことも入職を決めた理由の1つです。
・業務内容について教えてください
手術室の看護主任として常勤麻酔科医と一緒に手術室のスケジュール管理を行うとともに、スタッフの育成に力をいれています。実施している手術としては、外反母趾などの変形矯正、カテーテルやバイパスなどの血行再建、下肢静脈瘤など足に特化した疾患がメインになり、その中で器械出しや外回り業務を行っています。

・仕事へのやりがいはどのようなときに感じますか?

手術を受けられる患者様が少しでも安心され、円滑に手術が進むようサポート出来たときにやりがいを感じます。また、個々のスタッフが働きやすい職場環境であるように支援していくのも自分の大切な仕事だと考えています。

 

先輩ナース インタビュー

K.Gさん

・配属と入職を決めた理由は何ですか?

一般病棟に配属しています。以前は循環器を専門とする病棟に長く勤務していた中で、血行障害・糖尿病・感染を合併する足をメインとした看護にも関わることが多く、足に関する興味を自然と持つようになっていました。日本下肢救済・足病学会の認定師も取得しています。

入職前に、下北沢病院では整形疾患、動静脈、糖尿病性、リンパ疾患、膠原病など多岐にわたる足の疾患の、ほぼすべてをフォローできると聞いていました。また、治療に関しても最先端を学べ、さらに下肢救済という共通のベクトルでチーム医療を提供しているといったことが入職を決めるきっかけとなりました。

・業務内容について教えてください

足病変に係る手術全般の周術期看護を行うとともに、糖尿病を合併している足病患者の血糖コントロール、感染合併を引き起こさないための糖尿病指導も行っています。創傷処置においては、陰圧閉鎖療法や多血小板血漿による再生医療など、さまざまな治療を行っています。

・仕事へのやりがいはどのようなときに感じますか?

下北沢病院では、週に一度、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・義肢装具士が集まる多職種合同カンファレンスを行っているのですが、難しい症例でも多職種の知識や技術を重ねて救える足はたくさんあり、患者さんが自宅退院された時はとても嬉しく感じています。また、多職種連携が活発であることから院内は和気あいあいとしており、そういった働きやすい環境も気に入っています。
さらに、院内、院外の勉強会や研修も充実しています。地域と連携した「足の番人」セミナーや当院独自の足の疾患に関する知識やフットケア技能についての検定も受講できることで、確実に足病に対する知識や技術も向上できることもうれしいです。

 

先輩ナース インタビュー

H.Hさん

・配属と入職を決めた理由は何ですか?
外来看護師として勤務しています。以前の職場で糖尿病認定看護師の資格を取得していており、さらに足の専門病院で糖尿病と足病変看護について学びたいと思い入職を決めました。
・業務内容について教えてください
外来看護師として、糖尿病療養指導(糖尿病初診患者への糖尿病に関する教育、血糖パターンマネージメント、インスリン導入指導、自己血糖測定指導など)やフットケア、創傷処置、手術前オリエンテーションや手術後のケア、圧迫療法の弾性ストッキング指導、診察介助などを主に行っています。

・仕事へのやりがいはどのようなときに感じますか?

糖尿病患者さんに対して、その人らしい生活を送りながら療養行動が図れるようにうまく支援ができた時にやりがいを感じます。また、下北沢病院の外来では、看護師・理学療法士・義肢装具士・管理栄養士がチームとして足病変のある患者に対してトータル的なケアを実施しているのですが、そのチーム医療そのもの自体に一体感を感じますし、結果的に病状が改善していくことが垣間見れたときにも喜びを感じとれています。

専門・認定看護師および足・糖尿病分野での認定資格取得者について

 

当院は足と糖尿病治療に特化した病院のため、専門・認定看護師のみならず足や糖尿病ケアに関する資格を持った看護師が活動しています。それら専門的知識を持ったスタッフによって足や糖尿病に関するケアの実践、教育、指導を行っています。

フットケア指導士

日本フットケア学会認定のフットケア指導士です。主に足病変患者のアセスメントやケアの実践・指導・教育を行っています。

1名

FSI認定フスフレーガー

ドイツのフットケア専門職の資格取得者によるフットケアの講習を受け、足の観察から衛生管理、フットマシン、ニッパー、ゾンデ、コーンカッターなどを用いたフットケア手技や指導法を取得しています。

1名

糖尿病認定看護師

1名

日本糖尿病療養指導士

3名

下肢救済足病学会認定師

1名

ORAシュパンゲ ワイヤーライセンス

1名

3TO(VHO)ライセンス

1名

ET(WOC)ナース

1名

学会発表、講演、論文などの学術的業績、活動

学会発表

・せたがやフットヘルスプロジェクト「足の番人」セミナー 実施状況と課題(第10回下肢救済足病学会):西出

・せたがやフットヘルスプロジェクト「足の番人」セミナー 実施状況と課題(第17回世田谷区医師会医学会):西出

・下北沢病院における 爪外来の現状と課題(17回日本フットケア学会):西出

講演

・足の番人セミナーアドバンス エキスパートによるフットケア:西出 

・第1回下北沢足病ゼミナール 足病への理解をぐっと深める!(胼胝、爪):西出

・足の番人ベーシックセミナー 足の診かたとフットケアの基本:西出

・スキンーテアを防ぎ、皮膚を守ろう! 院内褥瘡対策学習会:西出

・ヒューマンエラーと防止対策 医療安全委員会学習会:西出

・知って納得!フットケアと患者指導 関東CVTの会:西出

・フットケア研修 ガイヤ株式会社:西出

・冬のスキンケアとフットケア 横浜市緑区膠原病系難病患者交流会:西出

・症例検討の為の事例提供 L-Swann open seminar:西出

・足の診かたとフットケア 教育委員会主催学習会:西出

・足の番人セミナーアドバンスコース 糖尿病足病変:廣納

論文

・糖尿病壊疽から守るためのフットケアのポイントと実例 WOCナーシング:西出

・看護の立場から見た創傷ケアと再発予防 月刊糖尿病:西出

・ワンランク上のアを目指す「特殊ケア」 フットケア 月刊デイ:西出 

・ワンランク上のケアを目指す「特殊ケア」 浮腫(むくみ)ケア 月刊デイ:西出

その他活動

準備中

院内教育・研修制度

新入職者に対しては経験年数に応じ、部署内でのメンターシップ制度を取り入れ、OJTを中心とした教育研修を行っております。また当院では全職員を対象とする、多職種からなる教育委員会が活動しています。教育委員会では年間計画でテーマを決めて学習会の企画運営を行っております。

教育委員会主催の学習会(一例) ※毎月1回実施

  • 動脈硬化について 担当:血管外科医師
  • インスリンポンプ 担当:メーカー担当者様
  • 帯状疱疹について 担当:薬剤部
  • 糖尿病療養指導 担当:糖尿病認定看護師
  • 糖尿病に関する算定 担当:医事課

上記以外にも新しく導入された医療機器や治療法、学会トピックなど、その時々に業務に必要な院内研修を企画・実施し職員のスキルアップを行っています。さらに当院の業務推進に必要な資格習得や学会・院外のセミナー、研修参加に対する支援制度があり、事前申請によって参加費や旅費などの補助が受けられる仕組みが整備されています。

当院で習得補助等の支援を実施している資格一覧(看護に関連する資格のみ抜粋)

  • フットケア指導士
  • 下肢救済足病学会認定士
  • 日本糖尿病療養指導士
  • 東京都糖尿病療養指導士
  • 血管診療技士(CVT)看護師
  • 弾性ストッキングコンダクター
  • 学会発表、講演、論文などの学術的業績、活動

各病棟の紹介

一般病棟

一般病棟では足病で入院加療が必要な方、糖尿病のコントロールが必要な方の治療とケアを中心に看護を行っています。当病棟では下肢血行再建術、創傷のデブリードメントや植皮、骨変形の矯正や人工関節置換術をはじめとする様々な足病に関連する周手術期看護を行っています。

また糖尿病、透析に関する教育・指導やフットケアも行っています。さらに患者さんにより適切な療養生活を送っていただくために、毎週多職種カンファレンスを行い医師・リハビリテーション科・栄養課、透析、MSWとの情報共有や密接な連携をはかっています。また退院指導においては、患者さんのみならず家族も含め、できる限り入院前と同じ生活に戻れるよう、また足病の再発を繰り
返さないための指導やアドバイスを行っています。

また、下肢切断によるボディイメージの変化や喪失感に伴う不安や悲しみ、受け入れがたい思いに対しても、患者様の思いを傾聴し、共に前向きにリハビリに取り組んでいけるよう、心のケアを大切にしながら看護実践に取り組んでいます。

回復期リハビリテーション病棟

当病棟は365日リハビリテーションを行っており、患者さんの日常生活機能が少しでも向上できるように介助・看護しています。

特にトイレ・洗面・食事・移乗など毎日の生活に欠かせない動作を安全に無理なく行うことができるにはどのような援助が必要なのか、申し送り時に患者さん個別の状態を確認したうえで統一した看護が実施できるように努めています。

また、当病棟では「足と糖尿病に特化した病院」という特殊性により、生活背景やアドヒアランス、リハビリへの取り組みなど、種々の問題を抱える患者さんが多く入院されています。そのため、医師・看護師・リハビリスタッフ・ワーカー・MSWがチームとなって毎週カンファレンスを行い、全患者さんのリハビリの進行状況、家族の受け止めや退院の方向性など情報共有を行い1人1人の患者さんの状況に応じた医療の提供に努めています。

さらに在宅に戻られる患者さんには必ず退院前のカンファレンスを上記メンバーに加えて本人・家族・CM(ケアマネージャ)・福祉用具専門相談員(必要時)地域包括センター職員(必要時)区役所職員(保健福祉課・必要時)他と行い、在宅に戻られても安全に生活ができる環境つくりを提案・実行しています。

各部署の紹介

外来

外来は足病総合センターと糖尿病センターから成っています。両科に共通して必要な看護の特徴としては、適切な足のアセスメントやケアと患者指導が主体であるという事です。

足にお困りの患者さんが来院されると、まずは看護師が患者さんと対面し、足の状況のフットアセスメントや問診を行い、必要な検査などを診察前に実施しスムーズな診察や待ち時間短縮に繋げています。また足に傷のある患者さんには創傷アセスメントを行い、医師の診察前に傷の状況を把握します。理学療法士も外来患者の足の機能評価や運動指導、除圧用具の作成等を行い、チームで患者を診ています。

さらに爪切りニッパー、爪ゾンデ、足やすり、コーンカッター、フットマシン等を使用したフットケアを通し、自宅でできるセルフケア指導、足のむくみや静脈瘤に対する弾性ストッキング指導、各種患者指導や手術のオリエンテーション等などを行っています。外来患者さんが安全、快適に医療を受けていただけるよう日々創意工夫しながら看護しています。

手術室

手術室は2016年8月に新設した部署です。当院にある2つの手術室はバイオクリーンルームになっており、下肢血管拡張術や血行再建術、人工骨頭置換術をはじめ、足に特化した幅広い手術を 行っています。

手術室スタッフは一つ一つの手術に対して責任を持ち、周手術期において安全・安楽な看護を提供する事を目標とし、外科医・麻酔科医・看護師・臨床工学技士・放射線技師のスタッフと連携をとり、患者さんが安心して手術に望めるよう体制を整えています。

また、当手術室では全身麻酔で手術を受けられる患者さんを対象に術前訪問を実施しており、手術の説明や情報収集を行い、患者さんに合わせた個別性のある看護を提供するよう努めています。