リウマチ外来
リウマチ外来のご案内
関節リウマチを中心に関節痛・関節炎を引き起こす疾患(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、掌蹠膿疱症性骨関節炎、リウマチ性多発筋痛症、RS3PE症候群など)、膠原病一般について診療いたします。
(申し訳ありませんが線維筋痛症は診療しておりません)。
こんな方はご相談ください
- ひょっとしたら関節リウマチかもしれない
- 関節リウマチや膠原病かどうか、診察や検査を受けたい
- 関節が腫れて痛い
- 世田谷区でリウマチ専門医による関節リウマチ治療を受けたい
上記以外でも何かご要望がございましたら、お気軽にご相談下さい。

リウマチ・膠原病でみられるさまざまな皮膚・関節所見
開設日:月曜午前、水曜午後、金曜午前・午後、第1・3週土曜午前
関節リウマチについて
関節リウマチとは、関節に炎症が起こり、腫れ、痛みが起こる病気です。
原因は免疫の異常でありますが、実は珍しい病気ではなく、報告にもよりますが日本においては概ね100〜200人に1人の割合で発症するとされています。
かつては関節の痛みだけではなく、関節の変形、さらにはからだを動かす機能の低下を引き起こす深刻な病気でありました。
しかし、近年の目覚ましい治療薬の進歩により、適切な診断のもと的確な治療を行えば、継続した通院治療こそ必要であるものの、病気の活動性を押さえ込み健やかな日常生活を送ることが可能となりました。

関節リウマチでみられる手指の変形
当院の治療について
全身の関節症状に対応致します
発症早期から治療を開始するほど治療成績が良いのですが、様子をみているうちに大切な治療のタイミングを逃してしまう方も珍しくありません。
診断が難しいこともありますので、ご心配な方はお早めにリウマチ専門医にご相談ください。手のこわばり症状や手指や肘、足などの全身の関節症状に対して診療を行っています。

治療の最適化
従来の治療に加え、生物学的製剤やJAK阻害薬などを用いた専門性の高い免疫抑制療法を行います。新しい治療薬の登場により、症状を緩和し、関節変形を防ぐことは難しくなくなってきました。
ただし、ご高齢な方や臓器障害をお持ちの方では相性の悪い薬もあるため、副作用についてもよくご説明し、安全で最適な治療をご提示いたします。
長くつきあっていく疾患のため、仕事や家事をこれまでどおり継続できるように、妊娠や出産、育児や介護などライフステージにあわせて、様々な場面で苦痛なく生活できるように治療法をご提示いたします。

さまざまな合併症の管理を行います
関節リウマチの患者さんは心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化に起因する疾患にかかりやすいことがわかっており、関節炎の治療と平行して動脈硬化の予防・早期発見を行うことが重要です。
当院では動脈硬化性疾患に対する予防医学(糖尿病診療など)に精通した医師がリウマチ診療を担当しており、内科的管理や栄養指導なども行っております。
また、関節リウマチの代表的な合併症である骨粗鬆症について、高性能な骨密度測定装置(DEXA法)の分析結果をもとに診断・治療しております。

リウマチ足をご存知ですか?
関節リウマチは手の変形が有名ではありますが、実は足部の障害も非常に多いことが知られています。
初発部位が足であることも少なくありません。 足は「歩く」ために大切な器官ですので、リウマチ患者さんの生活の質に強く影響を与えるのがリウマチ足なのです。
リウマチ足の特徴
よく見られるのが足や足趾の強い変形です。
扁平足や外反母趾、内反小趾、そしてこれらに挟まれた中央の2~4趾は交差したり上に浮き上がったりし、重症になると脱臼などを伴います。
こうした変形により、足の裏に骨の突出が生じてしまい、歩行するたび痛みが出るため、歩くことが困難となりますし、足のかたちにあった靴の購入が困難になることも問題となります。

リウマチ足のケア
初期の場合で胼胝ができて痛みがある場合は胼胝削り(フットケア)を行います。
胼胝による痛みを和らげるために、オーダーメイドの足底装具(インソール)や靴型装具も処方可能ですが、変形が重度の場合には手術をおすすめすることがございます。

インソールや靴のご相談のみで受診の方も多くいらっしゃいますので、足のトラブルでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
フットケアやリハビリが必要な方には経験豊富な医師・スタッフが随時、処置や指導を行っております。
担当医
担当医:田邉谷 徹也
- 日本内科学会認定内科医
- 総合内科専門医
- 日本リウマチ学会・リウマチ専門医
- 日本臨床免疫学会・免疫療法認定医
受診予約方法
予約センター(03-3460-0021)で「リウマチ外来」をご予約ください。